お子さんの成長について聞かれたら？
面接の定番の質問の一つが、
「お子さんの成長をどんなところに感じますか？」
というものがあります。
これは子育てにおいて、親御さんの価値観と、どれだけ
お子さんに向き合っているか？ということが問われています。
このブログの「子どもは幼稚園からは「ほったらかし」がちょうどいい？」
のページで、福澤諭吉の子育て論についてお書きしたとおり、幼稚園
に上がる頃からは、確かにお子さんのやりたいようにさせておくこと
は本当に大切なことです。
しかし、「やりたいようにさせておく」ことと「無関心」でいること
は全く異なることです。
やりたいようにさせておきながらも、お子さんがどんなことに
関心をもち、また、人との交流の中でどんな行動をとるのか？
について常に把握しておくことが必要なのです。
「灯台下暗し」にならないようにしておく
子育てとは本当に日常のことであり、１年３６５日休みなく
行われることです。 しかも、朝起きてから、夜眠るまで
生活の全てですから、毎日色々なことが起こっているのは
間違いありません。
当たり前の日常であり、忙しく過ぎていってしまうから
お子さんが日々どんなことをして、どんなことを言っていたか
ということを一つ一つ意識しておくなんてなかなか出来ないもの
なのです。
勿論、それはどんなご家庭でも同じこと！
ですからそれについて親御さんが気に病む事は全くない
のです。
しかし、少なくとも、小学校（あるいは幼稚園）受験の際に
「お子さんの成長をどんなところに感じますか？」
という定番の質問が出される可能性があるのなら、
少なくとも、受験を決めた時から、お子さんの行動について
常に意識をしておく必要があるわけです。
子どもの成長を意識しておくには
これはすごく簡単なことなのです。
「子育て日記」をつける事です。
「日記」といっても大げさに考える必要はありません。
例えば、日々の中でのちょっとしたお子さんの行動を
メモ書き程度で構いませんので、書き留めておくんです。
例えば、
「子どもが必至になって靴紐を結んでいた」
「具合が悪くてソファーで寝ていたら毛布を持ってきてれた」
この程度でいいんです。 それを後から見返すと、不思議なくらい
にその時の光景が目に浮かんでくるものなのです。
子育て日記からお子さんの成長のヒントを見つける
では、「お子さんの成長をどんなところに感じますか？」という
質問にどのように結びつけるか？ということですが、
先の子育て日記の中の
「具合が悪くてソファーで寝ていたら毛布を持ってきてれた」
であれば、
「私が具合が悪くてソファーで横になっていたら、子どもが毛布を
持ってきてくれたことがありました。そうした心遣いがいつの間にか
できる様になったことに成長を感じます」
という回答を導くことができるわけです。
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