宗教校について聞かれたら?
宗教校であれば、少なからず聞かれる可能性の高い質問ですね。
キリスト教系が多いと思うのですが、
「キリスト教教育について期待することは?」
「カトリックの教育についてどのように思われますか?」
「宗教についてどのようにお考えですか」
まず、こうした質問の趣旨は、キリスト教教育についてどこまでの知識をもっているか?
ということではありません。
よくこういう質問について、自分なりの考えを真剣に述べる方がいらっしゃい
ますし、逆にどうしたらよいかわからなくなってしまう方もいらっしゃいます。
あくまでも、この質問は、
「うちは宗教教育を行っていますが本当に良いのですね?」
という確認をしているのです。
宗教教育で学べるものが何かを事前に整理すること
例えば無宗教の学校では行わない、礼拝(お祈り)の時間が何故あるのか?
その礼拝(お祈り)を通じてお子さんが何を学べるのか?
ということを考えて欲しいのです。
よく「心の教育をしっかり行っていただけるので共感します」
といった回答をされる方がいます。
では、「心の教育」って何? 無宗教の学校では「心の教育」は行わないの?
ということにもなります。
勿論、無宗教の学校でも「道徳」という心の教育を行っているんです。
宗教校で言われている「心の教育」というのは、人は一人では生きていかれ
ないわけであって、必ず他者と助けあって生きているわけですし、また
生きるためには人との助け合いばかりでなく、生きることのできる環境
があるからということを、目に見えない「神様」という存在によって
生かされているということを知ることによって、他の人やまた自分が
生きていることに感謝しましょうということを学ぶことなのです。
神様の存在って何?
つまり、「目に見えない神様」=私たちを生かしてくれている存在
となるわけです。
であれば、神様が何かといえば、「空気」あるいは「愛情」なのかもしれません。
アポロ搭乗員の一人であった宇宙飛行士のジム・アーウィンは大気圏を抜けて
宇宙から地球を見た時、「神の存在を確信した」といい、地球帰還後に
NASAを辞めて宗教財団をつくり、世界中に神の存在を説いて回った
という話もあります。
話がずれましたが、宗教教育で学べる「心の教育」というのは、
キリストの教えにただ従うということでなく、自分が今生きていることに
感謝し、その存在意義がどこにあり、自己発展をめざすきっかけづくり
をする事につながっていくのです
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