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子どもは幼稚園からは「ほったらかし」がちょうどいい?

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過干渉、過保護で育てられた子どもは大きくなってからも
自分で物事を判断できなくなる可能性があります。

つまり、「お母さんの言うとおりにしておけば良い」と
刷り込まれてしまうからです。

勿論、子どもは両親の愛情たっぷりのもとで子育てすること
はとても重要なことです。 しかしそれは、子どもが集団での
生活を開始する間でのことで、幼稚園(あるいは保育園)
に通うようになったら、その集団生活の中で自分が何をするべき
なのか、判断できるような訓練をする必要があるのです。

福澤諭吉流の子育ては「放ったらかし」

慶応幼稚舎・慶応横浜初等部では願書に
お子様を育てるにあたって「福翁自伝」を読んで感じるところをお書き下さい
といった設題が過去5年に渡って出ております。

おそらくこの傾向は来年以降も続くことですから、受験を考えている
方は「福翁自伝」をお読みになることは必至です。

この書は福澤諭吉の自叙伝でもあるのですが、子育てについても
しっかりと明記しています。

それによると

「わたしはもっぱらからだの方を大事にして幼少のときから、しいて
読書などさせない、まず、獣神を成して後に人身を養うというのが私の
主義であるから、生まれて三歳五歳まではいろはの字も見せず、七、八歳
なれば手習いをさせたりなかったり、マダ読書はさせない。
それまではただあばれ次第にあばれさせて、ただ衣食にはよく気をつけ
まだ、子どもながらも卑劣なことをしたり卑しい言葉をまねたりすれば
これをとがむるのみ。 そのほかはいっさい投げやりにして自由自在にして
おくその有り様はイヌネコの子を育てると変わりはない」
(「福翁自伝」  福澤諭吉著  慶応大学出版会 P286)

かなり乱暴な言い方になっていますけど~~ つまり、子どものうち
は着るものと食べるもの、そして社会に出てから必要最低限のマナー
だけを身につけさせることが親の責任であり、その他は子どもたち自ら
学んでいくものだ。ということを説いているわけです。

現代にあわせた「放ったらかし」の子育てを

勿論、福澤諭吉の時代とは全く異なる社会生活となっている現代です
から、それ以外にお子さんに教えていくべき事は多いと思います。

ただ、大切なことは、お子さんに対してコミュニティの中で自分がどういう
役割を背負ってどういう行動を取るべきか? これを自分で考えさせる
機会を作ってあげること。 これは親御さんの義務だと思うのです。

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