女子校（男子校）のメリットとは？
女子校（男子校）の面接の際、
「女子校（男子校）をなぜ選びましたか」
といった質問がされることがあります。
類似の質問として、
「女子校をどう思いますか？」
「貴学は女子校ですけど、よいですか？」
こんなものがあるのですけど、 どのように回答したらよいでしょう？
よく、入試面接の模範解答例には
「女子らしさ（男子らしさ）を育てるには女子校（男子校）のほうが良い」
ということがよく書かれています。
私が思うに、これでは片手落ちだと考えています。
女子だけの世界だと「なぜ、女子らしさ」が育つのでしょう？
確かに幼稚園や、小学校低学年の時はそれでも良いと思います。
しかし、小学生も高学年にもなれば異性を意識するようになるでしょう
し、中学、高校と思春期から青年期になれば、異性が気になる事は
当然のことと思います。
異性を気にするくらいのほうが、女子らしさ（男子らしさ）を育む
こともできると考えるほうが自然ではないでしょうか？
では、女子校（男子校）だからこその女子らしさ（男子らしさ）が
磨かれるにはどういう理由があるのでしょうか？ それを明確に理解
しておく必要があるのでは？
女子校ならでは育まれる女子らしさとは？
弊社でお受験のお手伝いをして、見事、某有名私立女子校に合格
されたご父兄から直接おききした話です。
その女子校では完全給食だそうで、その日の給食のメニューで
配膳の際に、食べたい分の量を指で合図するのだそうです。
小盛りは指１本 普通は指２本 大盛りは指３本という具合です。
小学校という育ちざかりだからこそ、食べたいものはなるべくたくさん
食べる、またよく勉強し、運動することで心も体も磨かれていきます。
そのご父兄がおっしゃっているには、共学だと男の子の目を気にして
食べたいものもたくさん食べなくなってしまう。 それは育ちざかり
の子どもには決して良いことではない。とおっしゃってました。
勿論、際限なく食べるのは良いことではありませんが、給食の時
好きなものをたくさん食べることで異性から「大食いだ」とか
「太るぞ」と言われて、食べるのを控えてしまうよりはずっと
健康的なことだと思います。
ちなみに、その学校では嫌いなものは小盛りで良いのですが、必ず
配膳された量は食べることを義務付けているそうです。
食事ばかりでない！女子校のメリット
また、当然、女子校ですと、「女子だから」「男子だから」という
概念がなくなりますので、女子であっても「男子」の役割を行わ
ねばならないことも多々あります。
重たいものを持ったり、簡単な大工仕事のようなことも当然
女子が行いますので、そこで、男子のお仕事の大切さを学び
尊敬する気持ちが身につくということになるのです。
