いい子を演じてしまう子どもにするなかれ!
ここ何度か、お受験に対しての親御さんが与えるお子さんへの
プレッシャーについての話題についてお書きしています。
中には、そのプレッシャーを受けたくがないために、
「いい子を演じている」お子さんを作り上げてしまう事があり
ます。
いい子であるのはとても良いことなのですけど、どういう子が
いい子なのかをしっかりと把握しないと、お子さんは親が操作
するロボットのようになってしまうので気をつけたほうが良いと
考えています。
筆者の実体験を話します
あれは、今から5年前のことです。 弊社に願書と面接のコンサル
でお問い合わせがあってお会いしたある親子のお話です。
女のお子さんで、志望しているのはキリスト教系の、しかも、カト
リックの学校ということで何校か候補をあげていました。
カトリックの学校ですから、規律に大変に厳しく、そうした環境の
中で育てられるわけですから礼儀正しく、先生のいうことをしっかり
と守るお子さんを欲しいと思われるのは当然です。
実際に、その親子と面談した時のことなのですけど、お子さんは
確かに、挨拶もしっかり出来ますし、親と私が話をしている時は
おとなしくじっと待っていました。
確かに、「いい子」ですよね! でもその振る舞いにとても違和感
を感じざるを得ませんでした。
「いい子」を作りあげて子供らしさを失っている
どういうことかといえば、挨拶についても自然と身に付けたもの
でなく、なんとも単に「セリフを棒読み」しているようにしか
思えないものですし、親御さんと話しているときも微動だに
せず、じっと手を膝の上において待っているわけです。
それって、子どもの態度でしょうか?
あまりにも厳しく、「●●な場所ではそういう態度をしている
ように」としつけられた結果なのではないでしょうか?
不自然過ぎる子どもは敬遠される?
いかに厳しいしつけをするカトリックの学校とはいっても
重要視することは、子どもらしさであり、その後、学校で
多くの経験をしてより良い人として成長をさせていくこと
なのだと思います。
あまりにも不自然な、子供らしくない、しつけをして
「いい子」を演じさせてしまうやり方はお受験には逆効果
なのではないでしょうか?
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