東洋英和幼稚園の説明会に参加してきました。
東洋英和幼稚園の説明会には毎年お伺いしているのですが、
毎回、園長先生のお話には大変に驚かされる事ばかりです。
勿論、「説明会」ですから園の教育方針や特色を話をするのは
当然でしょう。
しかし、それはパンフレットやウェブサイトを見れば書いてある
ことですよね。
この園にかぎらず、説明会に出向くのはそれ意外に大きな意味
があるのです。
今年の園長先生のお話は?
毎年、園長先生はお話の中に、園児の皆さんのエピソードをお話に
なります。
今年は、園の中にある「木の家」につくったブランコの話でした。
年中の園児の方がそこに座り、先生に数を数えてとお願いし、
先生が数をかぞえると、周りの年中の女の子がそれに合わせて唱和を
はじめ、60をすぎたころから、年長の男の子がそこに加わります。
ここで、年中の子は唱和することに興味を持ち、男の子は数を数える
ことに興味を持つことがわかるそうです。
そしてブランコに他のお子さんが乗ると年中のお子さんだけで数を
数えだし60になると年長のお子さんが「ちょうど一分経ったから
ブランコを交代しよう」と時間の概念を年中のお子さんに伝える
といったものです。
ここに、お子さんの成長に合わせた発達と、お子さん同士の
中でのルールや互いの学びがあるということでした。
つまり、いかにこの園の先生が園児の皆さんの行動をしっかりと
把握しているかということがわかりますね!
園内見学も大きなポイント
この園は、お世辞にもきれいな建物とはいい難いものがありますし
大変に小さな園です。しかし、キュウリやトマト、桃、ビワが実っている
とても六本木から徒歩10分にあるとは思えないほど自然にあふれています。
今回も桃がたくさん実をつけていましたが、ちょっとやんちゃな男の子なら
きっとその桃をこっそりともぎ取ってしまうと思います。
しかし、そういった形跡がありません。
きっと、先生が、ここに実っているものはみんなのものだからという
ご指導がしっかりとされているのでしょう。説明会の中で拝見した
スライドでも、ビワの実を年長の児童の方が屋根に登って実をとって
下で年中年少のお子さんに落としてあげるという場面がありました。
こういった年齢を問わずお友達との関係を大切に保育されている園だと
言うことがわかりますね!