早稲田実業初等部 面接について
早稲田実業初等部が開校当初は子供の個性尊重と
成長を見守る教育を理念としていましたが、
ここ2年ほど前にガラリと教育方針を変えたこと
はこのブログでもお話したとおりです。
実はそれに伴って面接の設問もかなりの変化が
現れたことは間違いありません。
大学まである一貫校の場合、よほど学内での成績
が悪くなければ、大学までそのまま受験をせずに
入学ができます。
ですから、お子さんの成長過程で勉強よりも体験
を重視してのんびりと過ごせるのが一貫校のメリット
ではありますが、その分、中学、高校と進学して
行くうちに、外部から受験して入学してきたお子さん
に比べてどうしても学力が劣ってしまうという
メリットがあります。
早稲田に限らず、他の一貫校でも起こっている
課題ではあることも間違いありません。
早稲田実業初等部の面接で何が聞かれるか?
過去において、早稲田実業では子どもの性格や親の
子育てに対しての方針などが多く聞かれていたのですが、
学校そのものが、見守る教育から、初等教育での学習能力
をしっかりと身につけさせるいわゆる「勉強させる教育」
に変化してから、そういう理念にいかに賛同できるか?
といったことが聞かれているようです。
早稲田には校是として「去華就実」、校訓として「三敬主義」
がありますが、実際にこれを明確に理解しているかどうか?
といった設問も親御さんにされているようです
例えば
「校是の「去華就実」についてどのようにお考えですか?」
「ご家庭でお子さんに話をしている三敬主義を聞かせてください。」
といった設問がされているのもご家庭内にいかに早稲田の考え
を明確に取り入れようとしているかどうかを見るものである
ことは間違いありません。
親子面接の意図とは?
早稲田実業初等部の面接は一次試験合格者に対しての
親子面接です。
上記のような設問が親御さんにされているケースもあるのですが
お子さんに対しての質問が多く、時に親に質問がされないとい
ったケースもあるようです。
つまり、いかにお子さんが早稲田で学ぶことによってより磨かれる
存在であるかどうか?ということを見極めようとしているのかも
しれません。